Kota日記

毎日のことを淡々と書いていく。20年後に見返すと面白いものでありますように

博士人材追跡調査を見て思う

朝 シリアル、ヨーグルト、バナナ

昼 ローストビーフ丼

夜 小籠包、牛肉とごぼうの炒め物

 

 文科省の「博士人材追跡調査」の結果が出ていた。【博士人材追跡調査|科学技術・学術政策研究所 (nistep.go.jp)

毎年15,000人ほどが大学院の博士課程を修了していますが、他の先進諸国に比べ就業する場が限られ、専門性を生かしたキャリア形成が困難な状況となっています。科学技術・学術政策研究所では、このような状況の改善を目指し、客観的根拠に基づく政策形成の実現に向けたエビデンスを構築するために、「博士人材追跡調査」を実施しています。

要するに、職が得づらいので、まずは実態を調査するということらしい。

 

 人社系の大学院生についての結果が、面白い。

所属分野の中の規範として学位取得に時間を要する傾向があり、非常勤講師や研究員をしながら論文を作成することについて余り不満は感じていません。人文系ではこうした傾向が強く、学位取得までかなり時間がかかり、また所得水準も低いです。大学院では指導教授による指導が中心ですが、指導頻度は少ないです。

博士号をとるまでの時間が長い、指導が十分受けられていない、就職は大学講師が多いこともあって所得水準が低い。

 

仏教学者の佐々木閑は、学者というのは社会に食わせてもらって、好きなことをやっているので、社会が応援できるような規律ある生活が必要といっている。一方で、文科省は、博士課程卒をどうしたいのだろう?