Kota日記

毎日のことを淡々と書いていく。20年後に見返すと面白いものでありますように

良いグラス

朝 パン

昼 ローストビーフ丼

夜 ビール、カシューナッツ、チーズ

 

 綺麗なビールグラスを買った。おしゃれな小物屋さんが閉店するそうで、その閉店セールで買ったものだ。普段買えない価格なのだが、閉店だからと言い訳をすると買えるのだから面白い。ビールグラスだけあって、ビールを注ぐとよく泡立つ。そんな機能的なことよりも、金で絵が描かれた桜模様が嬉しい。華やかで気分が上がる。お気に入りのグラスになりそうだ。

 工業製品は、生産性を考慮しつつ品質を上げることに工夫がある。つまり、品質以外に「作りやすさ」という要素が必ず入っている。それに対して、職人仕事は品質に軸足が置かれる。よく「職人がひとつひとつ手作業で仕上げている」という時があるが、手間をかけたことは価値ではない。美しいことが価値であって、生産性を下げてでも美しさを追求することが、職人の価値だ。

 生産性の低さは当然価格に反映する。その美しさの分からない人間には、「コスパが悪い」と評される。

 コスパでなく「これが好き」で価値を測れる人間になりたいと思う。